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【2021年夏版】イラスト制作に適したPCスペックとは?
Created: 2015/1/20 (火) PM 10:55Last updated: 2021/6/4 (金) PM 9:58
このページの初版を書いてから気付けば6年になるが、このページの初版を執筆した当時は、これでは読者の皆さんの気分が悪くなるのではないかというほどに「ノートパソコンはやめておけ」と書き連ねたのを覚えている。
しかし、それから数年のうちに技術革新(厳密には、業界のトレンドが変わったという方が正しいかもしれない)があり、本格的なイラスト制作にも耐えうるノートPCも散見されるようになった。
ここでは、そのようなノートPCに加え、依然としてノートPCに対する優位性も多いデスクトップPCについても、選び方とおすすめの機種を紹介したい。
「まともに絵を描ける」ようになったノートPC
まずは、ノートPCの選び方から紹介する。前述の通り、数年前まではノートPCといえば、「性能が低い」、「すぐ故障する」、「画質が実用に堪えない」など、イラスト制作用としては真っ先に回避すべき選択肢であった。
もちろん、現在でも低価格帯のノートPCでは相変わらず同様の傾向が顕著なものの、8万円以上のPCでは、過去3年ほどの間に半導体業界の技術革新によるグラフィック性能の向上と、動画視聴の需要の高まりを受けた画質の向上、加えて、事実上液晶ペンタブレットとして使える機種の登場により、イラスト制作の際の有効な選択肢へと変化した。
イラスト制作に適したノートPCの選び方
それでは、イラスト制作に適したノートPCとはどのようなものであろうか。具体的に述べると、以下の2つの要件を満たすノートPC、ということになる。
- Intel「11世代 Coreシリーズ」または、AMD「Ryzenシリーズ」CPU搭載
- 「デジタイザペン」対応
なお、Intel社製CPUは10世代と11世代の間に大きな性能の隔たりがあるため、10世代以前のIntel社製CPUはイラスト制作用途のノートPCにはあまり適していない。
と、ここまで難解な話をしてきたが、読者の皆さんはてっとり早く「そのスペックを満たすPCの一覧を具体的に提示しろ」とお思いではないだろうか。(少なくとも、筆者が読者の皆さんの立場ならそう思う)
と、いうことで、以下のリンク先のページに、上記のスペックを満たすPCを列挙しておいたので、どうぞご覧いただきたい。
イラスト制作に適したノートPCの一覧>>
デスクトップPCを選択する場合は?
一方で、依然としてデスクトップPCを選択するメリットも複数残っている。耐久性や拡張性を要求する場合は、やはりデスクトップPCを選択しておいたほうが失敗がない。
ここからは、デスクトップPCを選ぶ際の各パーツのスペックについて目安を紹介したい。
CPU
CPUはIntel製ならCore i5か同i7、AMD製ならRyzen 5か同7が適している。様々な機種が存在するものの、現行機種かその1つ前の世代の機種であれば大きな問題はない。
GPU
AMDのRyzenシリーズであれば、いずれのCPUでもGPUはCPU内蔵(オンボード)で事足りる。Intel製の場合、11世代であればオンボードでも十分なものの、それ以前のIntel製CPUの場合は、下位モデルでも問題ないので、GeforceやRadeonなどのGPUを追加したい。
メモリ
イラスト制作のみであれば多くの場合8GBでも問題ないが、近年はメモリの単価が下落しており、16GBにしても価格は大差ないため、予算に余裕があれば16GBにすれば安心できる。なお、デスクトップPCの場合はPCショップなどで安価ににメモリを増設できるため、「足らなければあとから足す」という選択肢もアリだ。
SSD/HDD
ストレージは500GB程度のSSDをおすすめする。SSDは書き込みの耐久性に難があるとされることも多いが、実際にはHDDのほうがモーターの不具合による故障が多いため、あえて低速なHDDを選ぶメリットは薄い。
どこで買うか
それでは、これらの条件を満たしたPCがどこで買えるかを紹介したい。と、いうのも、一般的な家電量販店が扱っているPCは単純な事務作業を想定して設計されたものが多く、イラスト制作に適したPCはゲーミング用の区分で高額な価格設定あったり、そもそも取り扱っていないことすら珍しくないからである。
以下に、これまで筆者や筆者の家族が利用したことのあるおすすめのPCショップをまとめておく。
パソコン工房
国内メーカーだが価格が安く、品揃えも豊富なのが特徴。
10年程前は不格好な外見でサイズの大きいPCが多かったものの、最近は他メーカーに見劣りしないデザインとなっている。
HP Directplus
アメリカ資本の有名メーカーで、国内にサポート拠点を持つ。
秀逸でコンパクトなデザインの機種も多く、見た目にこだわる人にもおすすめ。
詳細にカスタマイズ可能な機種が多く、価格も比較的安価。
現在はヤマダ電機系列となっているため、ゲームング向け機種はヤマダ電機の店頭で見かけることも多い。
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2.
通常のイラスト用途であればQuadroは不要かと思われますが、もしQuadroが必須のソフトウェアの場合で、3DCGを使用しない用途であればQuadro P600程度で可能ではないでしょうか。3DCGを必要とする用途であれば、その3DCGソフトウェアのメーカーにご確認いただくのが確実かと思います。
投稿者:管理人 投稿日時:2017/10/30 (月) PM 8:29
3.
やはり、ペイントソフト推奨モデルを基準に考えるといいんですかね・・・Clip studioとかなら推奨PCがBTOのさいとにあるので・・・
どうなんですかね?
投稿者:匿名希望 投稿日時:2018/4/2 (月) PM 5:12
4.
将来的にもCLIP STUDIOのみを使用することが間違いない場合にはよい選択肢かも知れませんね。ただ、もしPhotoshopなどの負荷の大きいソフトを使用する可能性があるのであれば、性能には少しゆとりを持たせておいたほうがいいかもしれません。
投稿者:管理人(管理者) 投稿日時:2018/4/4 (水) PM 3:48
5.
何を基準に語っているのかはわからんがフォトショCCのパフォーマンスデータじゃフォトショも多コアCPUもグラボ有効に使えてるとは言い難いけどな
極一部のフィルター操作で発揮されるぐらいなもんだ
2018年版と書くぐらいなら年末に出たデータぐらい目を通すべきだと思うぜ
投稿者:名無し 投稿日時:2018/4/16 (月) PM 1:51
6.
A4サイズでレイヤー一枚で何ギガが使うと思ってんの。。。。16GBなんて5枚重ねたら終わっちゃう程度しかないよ。。。フォトショ使うならまず基本32GBは必須で、できれば64GBないと細かくレイヤーを重ねての作業はできません。ハガキ大サイズのイラストしか扱わないなら別だけどね。
投稿者: 投稿日時:2021/1/30 (土) AM 7:14
7.
最新式の一眼レフの画素数と同等の3000万画素(A2判300dpi相当)で作業し、画像モードを一般的な1677万色RGBと255段階のレイヤーマスクと仮定して1ピクセルあたりの情報量を4バイトとするとき、
1レイヤーあたりの消費メモリは(レイヤー名等のために消費されるわずかな領域を無視して考えると)1.2億B≒0.1GBなので、
1レイヤーあたり1GBを超えるというのはPhotoshopの環境設定に誤りはないでしょうか・・・
投稿者:匿名 投稿日時:2021/5/13 (木) AM 2:48
8.
ノートパソコンだと、絵描きに不向きなのは画面が小さいこと。ツールバーに色々アイコンを置いたり、レイヤー管理のウィンドウを出す必要があるので、
描くスペースがハガキサイズくらいになり、とてもじゃないが使えない。
投稿者: 投稿日時:2021/5/22 (土) AM 3:38
9.
>7
レイヤー属性・レイヤーフィルタ・パスデータ・マスク・アルファチャンネル等を忘れている。
1レイヤー1GBは大げさかもしれないが市販ゲームのスチールみたいなイラストを描きたい場合に16GBは多分足りない。
16GBでも出来ないことはないがパーツ毎にファイルを分けたりレイヤーを結合したりと少し無駄な手間がかかる。
投稿者: 投稿日時:2021/9/1 (水) AM 8:43
1.
グラフィックボードでNVIDIAのQuadroやAMDのFireProを入れるとして、最低どの型番からが推奨になるのでしょうか?
投稿者:通りすがりの名無し 投稿日時:2017/10/24 (火) AM 8:31